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Ronnie Atkins

日本のファンへ大切なお知らせ

2019.10.7

RELEASE INFO

プリティ・メイズのシンガー、ロニー・アトキンス、肺がんの診断

 

ロニーは診断の結果をバンドのFacebookページで伝え、ファンに向けこう書いている。

 

「世界がわずか数週間でひっくり返りうるというのは恐ろしいことだ。8月中旬に、腰の痛みについて不満を言おうと定期検査に行ったんだ。いくつものスキャン、気管支鏡、生体組織検査などを受けたあと、疑念を抱えたままずっと結果を待っていた。そして3週間前、肺がんであることがわかった。俺にとっても、そして家族や親しい友人たちにとってもショックだった。何しろ一切兆候もなくて、自分が肺がんにかかっているなんて夢にも思っていなかったのだから。すでに治療は始まっており、2週間前に手術もした。その後、おそらくは手術のせいだと思われる肺炎で、10日間の入院をした。医者によれば経過は良好とのことだが、より最善を尽くすためにこれから数ヶ月、さらなる治療を続けていかなくてはいけない。つまり残念ながら、どのくらいの期間になるかわからないが、俺はコンサートなどの活動にしばらく参加できないということになる。俺はポジティブな気持ちで、そして家族や友人からの絶え間ない愛とサポートを受けて病気と向き合い、そして可能な限り戦う決意をした。神のおぼしめしがあるのならね!」

 

プリティ・メイズによると、発表されているショウはすべてキャンセル、グループとしての活動はすべて保留とのこと。「今は何よりロニーの健康と治療が第一だ」としている。

1982年にアトキンスとギタリストのケン・ハマーによって結成されたプリティ・メイズは、あっという間にその地位を確立。アメリカで録音された1987年4月にリリースされたサード・アルバム『Futre World』は高く評価され、現在も名盤の呼び声が名高い。

ディープ・パープルのロジャー・グローヴァーがプロデュースした次作『Jump the Gun』(1991年)をリリース後、バンドは解散の危機に陥るが、92年ハマーとアトキンスは新たなリズム隊を迎え『Sin-Decade』を発表。メタル・シーンがグランジのムーヴメントに侵食される中、その健在ぶりをアピールしてみせた。『Sin-Decade』は日本で大成功を収め、シングル「Please Don’t Leave Me」はラジオでヒット。後の日本における人気の基盤となった。

その後プリティ・メイズはアルバムをリリースし続け、そのたびにヨーロッパと日本をツアーして回る。

2013年、Myglobalmindのインタビューでアトキンスは、良い声を保つ秘訣として「毎日20本のタバコと少々の酒」と冗談交じりに語っていた。

プリティ・メイズのニュー・アルバム『Undress Your Madness』は、11月8日フロンティアーズ・ミュージックから発売予定。

 

ワードレコーズ・ダイレクトにて販売予定であった「100セット限定、ロニー・アトキンス/ケン・ハマー 直筆サインカード付き『アンドレス・ユア・マッドネス』CD」につきまして、アトキンス氏の病状を鑑み、販売中止を検討しておりましたが、アトキンス氏より「ライヴに参加できない間もプリティ・メイズ・ファンとのつながりを大切にしたい」という強い申し出を受け、「ロニー・アトキンス単独直筆サインカード付き」として販売させて頂くことと致しました。みなさまのご理解のほどよろしくお願い致します。

アトキンス氏の一日も早い回復をお祈りします。