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SYMPHONIC METALLIZATION ライヴ・レポート (Day2)

サバトンのギタリスト、トミー・ヨハンソン率いるマジェスティカと、
スーパー・ヴァイオリニスト Ayasaがフルステージで激突!白熱の2日間、最終公演レポート!

渋谷ストリーム ホール | 2020/01/13

SYMPHONIC METALLIZATION ライヴ・レポート (Day2)

サバトンのギタリスト、トミー・ヨハンソン率いるマジェスティカと、
スーパー・ヴァイオリニスト Ayasaがフルステージで激突!白熱の2日間、最終公演レポート!

渋谷ストリーム ホール | 2020/01/13

文:川嶋未来 写真:Takumi Nakajima

サバトンのギタリスト、トミー・ヨハンソン(vo/g)率いるマジェスティカと、中国をはじめアジア各国で人気急上昇中のスーパー・ヴァイオリニスト Ayasaがフルステージで激突するイベント『SYMPHONIC METALLIZATION』が1月12日(日)、13日(月)、東京渋谷のストリーム・ホールで行われた。ここでは2日目のレポートをお届けする。

 

初日は後攻の出演だったAyasaが、今日は先発登板。多方面で人気を集める一方で、昨年7月にシンフォニック・メタルにインスパイアされたミニ・アルバム『CHRONICLE Ⅶ』をリリースし、METAL WEEKEND 2019では、DESTINIA若井 望とロニー・ロメロによるプロジェクト METAL SOULSのステージにゲスト出演する等、近年メタル・フィールドでの活動も積極的行っているが、今回はその若井 望をスペシャル・ゲストに招いたステージだ。

 

 

 

 

フランス国旗ならぬ弓をその手にしたAyasaは、まさにドラクロワの絵画のごとく観衆を音楽の渦に導き、時に激しく、そしてしなやかに、華のある演奏で場内を沸かせる。バンドの演奏も、実にヘヴィメタルだ。ステージ映えするようなロック・テイスト溢れる楽曲を中心にセットリストが組まれているようで、5曲目の「PIED PIPER」からは若井 望がステージに登場。これまでの共演も功を奏し、絶妙なケミストリーで観衆を魅了する。『CHRONICLE Ⅶ』からは他にも「SWAN SONG」「見果てぬ夢」「終末決戦」「亡霊たちの舞踏会」と全曲を披露、元々エピカやエヴァネッセンス、ナイトウィッシュのファンとして知られるAyasaの「メタル」な一面を改めて浮き彫りにしていく。

 

 

 

 

 

 

終盤は、アニメ“進撃の巨人”OP「紅蓮の弓矢」を含む怒涛の展開で畳みかける。DESTINIAのナンバー「Metal Souls」がアンコールで披露されると会場は大きな歓声に包まれ、計11曲を披露したこの日のステージは大団円を迎えた。

 

なお初日は、Ayasaのステージにマジェスティカのトミーが飛び入りし、アンコールでゲイリー・ムーアの「Over The Hills And Far Away」を披露している。

 

 

 

 

彼女たちの演奏が終わると、ステージには大きなマジェスティカのバックドロップが。そしてほぼ定刻の18:30、場内は暗転。シンフォニックなイントロに合わせて巻き起こる手拍子が、バンドへの期待を物語る。

 

最近ではすっかりサバトンのギタリストという役割が板についてきているトミー・ヨハンソン。そのトミー率いるマジェスティカは、もともとはレインシードという名で6枚のアルバムを発表している。昨年マジェスティカへと改名し、心機一転リリースされた『アバヴ・ザ・スカイ』は、パワー・メタルの傑作としてここ日本でも大きな反響を呼んだ。そんなマジェスティカの初来日。しかもマジェスティカ名義では初ライヴだというのだから、これを見逃がす手はない!

 

 

 

 

アルバムのタイトルトラック「アバヴ・ザ・スカイ」で、マジェスティカのショウはスタート。トミーの巨体から繰り出されるハイトーンは、冒頭から全開。ベースソロ、ドラムソロを含んだ随所にハロウィンを感じさせるナンバーに、場内はいきなりの大盛り上がり。スピード、エネルギー、ハーモニー。アクセプトばりのフォーメーションも飛び出す。これぞパワー・メタルのライヴだ!そのままアルバムの流れ通りに「ライジング・タイド」へ。ステージを縦横無尽に動き回るベースのクリス。対照的にわりと黙々とギターを弾くアレックス。昨晩は多少危ういところも感じられたギターの高速ツインリードも、今日はバッチリだ。アルバムではウリ・カッシュがドラムを叩いていたが、今回は同じくスウェーデンのパワー・メタル・バンド、ヴィオニティのドラマー、ジョエルが参加。おそらく今後、彼が正式なマジェスティカのドラマーとなるようだ。

 

 

 

 

 

と、ここでトミーがギターのトラブル。ストラップの金具がとれてしまったようだ。ということで、修理中は長めのMC。「昨日はマジェスティカとして初めてのステージだった。昨日も来てくれた人、おかえりなさい。エピック・シンフォニック・パワー・メタルを楽しんでくれ。もちろんレインシードの曲は今日もやるよ」。だが、まだギターは直らない。であれば仕方がないと、レインシード時代の名曲「ウェルカム・トゥ・ザ・シアター」は、トミーのギター無しでスタート。ちなみにギター、ベース、シンセ、ドラムとあらゆる楽器をこなす彼だが、実は「ヴォーカルだけをやるのが一番好き」なのだそう。

 

再び『アバヴ・ザ・スカイ』へと戻り、アルバム内で最も速いという「ザ・ウェイ・トゥ・リデンプション」へ。トミーのハイトーンはますます冴え渡る。そして一転、今度はアルバム中もっともヘヴィだという「モトリー・トゥルー」へ。タイトルに反してモトリー・クルー色皆無のこの曲、6年前に書かれて以来ずっとライヴでプレイするのを楽しみにしてきたとのこと。8分超の大曲ということで、リハーサルではずいぶんと入念にチェックが行われていたが、その初お披露目は大成功だったと言えるだろう。昨晩は、この「モトリー・トゥルー」と、続くレインシードの「ザ・ヴォヤージュ」はプレイされず、代わりにスティールハートの名曲、「シーズ・ゴーン」が披露されていた。ずいぶんと意外な選曲だと思った人も多かっただろうが、事前のリサーチで、この曲が日本で大人気なのを知っていたのだそう。

 

続くクリスのベース・ソロ・コーナーでは、ディープ・パープルの「ミストリーテッド」も飛び出す。ディープ・パープルとブラック・サバスがクリスの2大お気に入りバンドなのだ。「ザ・ラット・パック」を挟み、再びレインシードのナンバー、「マジック・スティル・リメインズ」へ。そしてそのままトミーのギターソロ・コーナーへとなだれ込む。短めであったが、彼の敬愛するギタリストがゲイリー・ムーアであるというのがよくわかる内容であった。続いてポップな「ナイト・コール・ガール」、そしてレインシードの「ウィ・マスト・ゴー・ファスター」という彼らのアティテュードを如実に示したタイトルのファスト・ナンバーで本編は終了。

 

 

 

少々のインターバルの後、アンコール一発目は「アライアンス・フォーエヴァー」。7分を超える長尺のメタル・アンセムをバッチリ決めたところで、トミーがAyasaと若井 望を呼び込む。イントロが始まった瞬間に場内から大歓声が。ハロウィンの「イーグル・フライ・フリー」だ!この曲を知らない人が、この会場にいるはずもない。トミーの声質もハロウィンにピッタリ。Ayasaはヴァイオリンでギター・ソロに対抗していく。当然のようにサビは大合唱。物凄い盛り上がりで80分に及ぶショウは終了。終演後、会場から巻き起こった大きなトミー・コールが、みんなの満足ぶりを代弁しているかのよう。パワー・メタルのお手本のような素晴らしいライヴであった。

 

 

 

 

 

文 川嶋未来

写真 Takumi Nakajima

 

 

【セットリスト】

2020.1.13(月・祝)

Ayasa

M1 千本の矢

M2 One Time One Meeting

M3 見果てぬ夢

M4 唐繰坂殺人事件

M5 PIED PIPER

M6 SWAN SONG

M7 終末決戦

M8 紅蓮の弓矢

M9 Rosenkreuz

M10 亡霊たちの舞踏会

(Encore)

Metal Souls

 

Majestica

M1 Intro

M2 Above The Sky

M3 Rising Tide

M4 Welcome To the theater (ReinXeed)

M5 The Way to Redemption

M6 Mötley True

M7 The Voyage (ReinXeed)

M8 Bass Solo

M9 The Rat Pack

M10 Magic Still Remains (ReinXeed)

M11 Guitar Solo

M12 Night Call Girl

M13 We Must go Faster (ReinXeed)

(Encore)

Alliance Forever

Eagle Fly Free(Session) with Ayasa

 

 

2020.1.12(日)

Majestica

M1 Intro

M2 Above The Sky

M3 Rising Tide

M4 Welcome To the theater (ReinXeed)

M5 The Way to Redemption

M6 No Fate + Terminator theme ending (ReinXeed)

M7 Temple of The crystal skull (ReinXeed)

M8 Bass Solo

M9 The Rat Pack

M10 Magic Still Remains (ReinXeed)

M11 She is gone (Steelheart cover)

M12 Guitar Solo

M13 Night Call Girl

(Encore)

We Must go Faster (ReinXeed)

Alliance Forever

 

Ayasa

M1 千本の矢

M2 One Time One Meeting

M3 見果てぬ夢

M4 天空都市イシス

M5 PIED PIPER

M6 SWAN SONG

M7 終末決戦

M8 紅蓮の弓矢

M9 Rosenkreuz

M10 亡霊たちの舞踏会

(Encore)

Metal Souls

Over The Hills And Far Away(Session) with Tommy Johansson(Majestica)

 

 

 

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【CD収録曲】

  1. アバヴ・ザ・スカイ
  2. ライジング・タイド
  3. ザ・ラット・パック
  4. モトリー・トゥルー
  5. ザ・ウェイ・トゥ・リデンプション
  6. ナイト・コール・ガール
  7. フューチャー・ランド
  8. ザ・レジェンド
  9. ファーザー・タイム (ホエア・アー・ユー・ナウ)
  10. アライアンス・フォーエヴァー

《ボーナストラック》

  1. フューチャー・ランド (2002)
  2. スペースボール (スピナーズ カヴァー)

 

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【CD収録曲】

01.亡霊たちの舞踏会

02.PIED PIPER (feat. 高崎晃 from LOUDNESS)

03.終末決戦 (feat. 水野由紀)

04.見果てぬ夢

05.SWAN SONG

 

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