METAL WEEKEND 2019で若井望との双頭ユニット、METAL SOULSとして出演したロニー・ロメロ。リッチー・ブラックモアズ・レインボー、コアレオーニなどでも活躍するハード・ロック界のトップ・シンガーである彼だが、ステージを下りると鳥山明の漫画/アニメ『ドラゴンボール』の熱烈なファンでもある。
ロニーに『ドラゴンボール』愛について訊いてみた。
ー 『ドラゴンボール』はいつから見ているのですか?
『ドラゴンボール』は一番好きなアニメなんだ。初めて見たのは7歳か8歳のときだった。世界中で大人気だったけど、南米でもみんな見ていたんだ。子供の頃に買えなかったフィギュアやTシャツを大人になって買っているよ。
ー お気に入りのキャラは?
もちろん孫悟空だよ。子供時代、大人時代、超サイヤ人…どの時代にもスペシャルな要素がある。初期、ドラゴンボールを集めていた頃の悟空は無垢だった。それから彼は鍛練を積んで、スーパーヒーローになった。終盤では彼は神以上の、宇宙最強レベルの存在になったんだ。どの時期もエキサイティングだよ。だからひとつだけお気に入りを挙げることは不可能だ。
ー お気に入りの敵はどうでしょうか?
お気に入りというか、一番憎かったのはセルだな。愛するキャラ達が次々と死んでいくのは、胸が張り裂けるようだった。
ー 魅力を感じた女性キャラはいましたか?
もちろん!たとえ二次元であっても、ヒロインにはドキッとするものだよ。一番好きだったのはブルマだな。彼女は知的でセクシーで、チリの男子にとって憧れだった。
ー 子供向けアニメは国によって規制が異なったりしますが、チリではウーロンの「ギャルのパンティおくれーっ!!!!」などは普通に放映されましたか?
うん、それはドラゴンボールがすべて揃う重要なシーンだし、ちゃんと放映されたよ。もしかしてチリでは放映されなかったシーンもあったかも知れないけど、それは見ていないから判らないんだ。日本盤ブルーレイを見れば収録されているかな?実はコミック版は全編通して読んだわけではないんだ。今度まとめて読むようにするよ。
ー アニメ版『ドラゴンボール』は幾つも続編がありましたが、それらもフォローしていますか?
うん、最近の『ドラゴンボール超』まで全シリーズを見ている。『ドラゴンボールGT』は決して評価は高くないけど、俺は好きだし、すごくエキサイトして見ていたよ。
ー 『ドラゴンボール』からどんな人生の教訓を得ましたか?
常に努力を続けることだな。悟空たちがトレーニングをして強くなるのと同じように、俺たちも努力を怠らなければ、“何者”かになることが出来る。それは人生すべてに通じることだよ。
文:山崎智之
写真:Takumi Nakajima